1. Siwa
日々過ごす中で、ふと身の周りにあふれている「皺」に着目をおく。
身体や洋服などの動く瞬間に生まれる皺の可能性に魅了され、
その偶然の美しさをかたちに留めようと、そこから追求がはじまる。

2. Nejiri
ねじる行為もまた、皺が生まれる動きのひとつである。
そのねじる強弱によって変化しながら浮かび上がる繊細な表情を、ひとつひとつたどりながらかたちにしてゆく。

4. Hida
一枚革を広げると、それぞれが唯一無二の存在である。
端の部分はまさに偶然の美しさが見え隠れしている。
それらの個性を活かしたかたちにしようと試みる。

5. Fukuro
紙切れが重なれば立体となる様に、連なると平面から立体に変わる面白さがある。
袋状のものが重なるとどのようなかたちになるだろうか。
まるでコブができたかの様に膨らみを増してゆく。